未来の建設業を共に創るために
私たち渡辺組は、創業以来、地域社会と共に歩み、確かな信頼と実績を築いてまいりました。しかし、時代は急速に変化し、建設業界にもこれまで以上に新しい価値が求められています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)は、単なる技術導入ではなく、私たちの働き方や考え方を根本から変革し、次世代に向けた建設の在り方を再定義する大きな挑戦です。特に、建設プロセスの効率化、安全性の向上、そして持続可能な社会の実現に向けた取り組みは、企業としての責務と考えています。
当社では、「未来の建設業を共に創る」というビジョンのもと、デジタル技術を活用した業務改善や、新しいサービスの創出に取り組んでいます。具体的には、現場管理のデジタル化、AIを活用した施工計画の最適化、そして従業員のスキル向上を目指した教育プログラムの充実を推進しています。
このページでは、当社が取り組むDXの情報をお届けします。地域の皆様、お取引先様、そして業界全体と共に、これからの建設業の未来を切り拓いてまいります。
皆様のご支援とご理解を心よりお願い申し上げます。
株式会社 渡辺組
代表取締役社長
渡辺 丈
1.企業経営の方向性及び情報処理技術の活用の方向性
「デジタル技術を活用し、地域の未来を創造する」
労働人口の減少が問題視されるなか、人手不足に対する策の一つとしてデジタル技術の活用が求められています。私たちの会社は地方都市における総合建設業として、以下の3つの視点からデジタル技術を活用し、地域社会の発展と持続可能な未来の構築に貢献していきます。
そして、企業理念である「幸福追求」を目指します。
(1)持続可能な建設業
– 環境に配慮した持続可能な建設プロジェクトを推進し、未来の世代に誇れるインフラを提供します。
– デジタル技術を活用して、効率的かつ環境負荷の少ない建設プロセスを実現します。
(2)顧客価値の最大化
– 顧客のニーズを的確に把握し、デジタル技術を活用した最適なソリューションを提供します。
– 顧客満足度の向上を目指し、信頼されるパートナーとしての地位を確立します。
(3)人材育成
– デジタル技術を導入し、業務効率の改善と品質の向上を図ります。
– 社員一人ひとりがデジタルスキルを習得し、活用できる環境を整備します。
2.DX戦略
DXを推進していくにあたり、業務の洗出し/整理を行い、それぞれの優先度を決めて取り組んでいく。取組む内容は3つのステップに分けて考える。
①戦略を効果的に進めるための体制
(ア)「DXビジネス課」を創設し、DXの推進や社内ICT技術活用のサポートを行う。
(イ)各部門からDX推進メンバーを選出し、実務担当者としての意見を反映させる。
(ウ)外部専門家と契約し、外部の力も借りながらDXを進めていく。
②最新の情報処理技術を活用するための環境整備の具体的方策
具体的な方策として、5つの施策を行う
(ア)建設DX
建設現場の生産性向上に向けたICT技術の積極的活用・拡充
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- 新規入場教育の動画化
- 電子マニフェストの活用
- 3次元計測機器を活用した3D現場測量と3Dデータの作成
(ドローン、レーザースキャナによる3D測量) - 3次元設計データ活用によるICT機械施工、施工管理
- ウェアラブルカメラを活用した現場臨場確認の実施
- Webカメラによる作業現場のリアルタイム確認
- 写真管理アプリを活用し、現場とオフィスの作業分担
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(イ)ICT機器の貸与
全社員へPC、スマートフォンの貸与。現場で作業を行う社員へはタブレットの貸与も行う。貸与した機器は適切に使用されているか管理を行う。
(ウ)インフラ強化
DX化に備え、ネットワーク環境の最新化とセキュリティ対策の強化を行う。
クラウドストレージやポータルサイトを活用してデータの一元管理を行い、社内・社外を問わず情報共有できる環境を用意する。
(エ)ペーパーレス化・データ活用
業務の効率化とSDGsの観点から、紙ベースの運用から脱却するためワークフローシステムを導入する。
ペーパーレスによりデジタル化されたデータを整理・分析するための仕組みを構築する。
(オ)人材育成
社外研修・セミナーを受講し、情報収集を行う。(DXビジネス課)
全社員を対象にITリテラシー教育の実施。
有志によるAI活用の勉強会の実施。
⒊戦略の達成状況に係る指標
前項であげた各施策に対して目標を設定する。
(ア)建設DX
建設現場の生産性向上に向けたICT技術の積極的活用・拡充
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- 新規入場教育の動画化
現場員が実施する教育時間の短縮率:50% - 電子マニフェストの活用
全現場の電子マニフェスト活用率:100% - 3次元計測機器を活用した3D現場測量と3Dデータの作成
国交省土木現場の取組み率:80% - 3次元設計データ活用によるICT機械施工、施工管理
国交省土木現場の取組み率:80% - ウェアラブルカメラを活用した現場臨場確認の実施
国交省土木現場の取組み率:80% - Webカメラによる作業現場のリアルタイム確認
国交省土木現場の取組み率:80% - 写真管理アプリを活用し、現場とオフィスの作業分担
写真整理の現場作業時間の短縮率:50%
- 新規入場教育の動画化
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(イ)ICT機器の貸与
対象者への機器(PC, タブレット、スマートフォン)貸与率:90%
貸与機器の適正使用率:100%
(ウ)インフラ強化
ネットワーク機器の更改率:80%
(エ)ペーパーレス化・データ活用
社内で使用する帳票のデジタル化率:50%
(オ)人材育成
勉強会の実施回数:2回/年
勉強会の参加・視聴率:90%
IPAセキュリティ診断の平均点:70点
DXビジネス課の研修・セミナー受講回数:2回/年
4.サイバーセキュリティに関する対策
情報セキュリティ対策への取組みを推進し、セキュリティアクション二つ星を宣言