1.企業経営の方向性及び情報処理技術の活用の方向性の決定
2.企業経営及び情報処理技術の活用の具体的な方策(戦略)の決定
「DX戦略」
DXを推進していくにあたり、業務の洗出し/整理を行い、それぞれの優先度を決めて取り組んでいく。
取組む内容は3つのステップに分けて考える。
[中長期スケジュール]
デジタイゼーション:2023年4月~
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- チーム発足
- DX勉強会
- 現状分析
- データのデジタル化
- インフラ整備
デジタライゼーション:2024年4月~
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- 業務の見直し
- ワークフローのデジタル化
デジタルトランスフォーメーション:2026年4月~
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- 構築されたデジタル基盤を元に、新しい価値を創出する。
①戦略を効果的に進めるための体制の提示
(ア)「DXビジネス課」を創設し、DXの推進や社内ICT技術活用のサポートを行う。
(イ)各部門からDX推進メンバーを選出し、実務担当者としての意見を反映させる。
(ウ)外部専門家と契約し、外部の力も借りながらDXを進めていく。
②最新の情報処理技術を活用するための環境整備の具体的方策の提示
具体的な方策として、6つの施策を行う
(ア)スマートコンストラクション
建築現場の生産性向上に向けたICT技術の積極的活用・拡充
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- 新規入場教育の動画化
- 電子マニフェストの活用
- 3次元計測機器を活用した3D現場測量と3Dデータの作成
(ドローン、レーザースキャナによる3D測量) - 3次元設計データ活用によるICT機械施工、施工管理
- ウェアラブルカメラを活用した現場臨場確認の実施
- Webカメラによる作業現場のリアルタイム確認
- 写真管理アプリを活用し、現場とオフィスの作業分担
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(イ)ICT機器の貸与
全社員へPC、スマートフォンの貸与。現場で作業を行う社員へはタブレットの貸与も行う。貸与した機器は適切に使用されているか管理を行う。
(ウ)インフラ強化
DX化に備え、ネットワーク環境の最新化とセキュリティ対策の強化を行う。
クラウドストレージやポータルサイトを活用してデータの一元管理を行い、社内・社外を問わず情報共有できる環境を用意する。
(エ)ペーパーレス化・データ活用
業務の効率化とSDG’sの観点から、紙ベースの運用から脱却するためワークフローシステムを導入する。
ペーパーレスによりデジタル化されたデータを整理・分析するための仕組みを構築する。
(オ)人材育成
社外研修・セミナーを受講し、情報収集を行う。(DXビジネス課)
全社員を対象にITリテラシー教育の実施。
有志によるAI活用の勉強会の実施。
⒊戦略の達成状況に係る指標の決定
前項であげた各施策に対して目標を設定する。
(ア)スマートコンストラクション
建築現場の生産性向上に向けたICT技術の積極的活用・拡充
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- 現場員が実施する教育時間の短縮率:50%
- 全現場の電子マニフェスト活用率:100%
- 国交省土木現場の取組み率:80%
- 国交省土木現場の取組み率:80%
- 国交省土木現場の取組み率:80%
- 国交省土木現場の取組み率:80%
- 写真整理の現場作業時間の短縮率:50%
(イ)ICT機器の貸与
対象者への機器(PC, タブレット、スマートフォン)貸与率:90%
貸与機器の適正使用率:100%
(ウ)インフラ強化
ネットワーク機器の更改率:80%
IPAセキュリティ診断の平均点:XX点
(エ)ペーパーレス化・データ活用
社内で使用する帳票のデジタル化率:50%
(オ)人材育成
勉強会の実施回数:4回/年
視聴率:90%
DXビジネス課の研修・セミナー受講回数
4.実務執行総括責任者による効果的な戦略の推進等を図るために必要な情報発信
5.実務執行総括責任者が主導的な役割を果たすことによる、事業者が利用する情報処理システムにおける課題の把握
「DX推進指標」による自己診断を行い、IPAの自己診断結果入力を行う。
6.サイバーセキュリティに関する対策の的確な策定及び実施
セキュリティアクション二つ星を宣言